登場人物:跡部 観月
CP傾向:跡観
制作時期:2007年夏?
元、拍手お礼SS。短文。
暴力的な観月さんです。
※ この作品は古い作品なため文章が稚拙です。
本来なら削除したいのですがマイナーなので残してあります。
それでもいいよ!という方のみお読み下さい。
『跡部くんのデータが取れません』
と不機嫌そうに氷帝にやって来た、やっと手に入れた恋人――名を観月はじめという――を見つけて、かの氷帝テニス部200人の部員をまとめる男、跡部景吾は堂々と部活をさぼっていた。
そんな彼を尻目に、データを一心でとっている観月に痺れを切らした部長様は、メモ帳に文字を書き込んでいる腕を軽く掴むと、邪魔するように密着した。
「ちょっと、放して下さいッ! 邪魔ですってば」
「細っせぇ腕……」
「なっ!!!」
「こんな腕でテニスできることが驚きだぜ」
観月は無駄なく筋肉がついているものの、どうやら元から線が細い体質なようで、日に弱い色白な肌と共にとてもか細く見える。
しかし、跡部の何気ない揶揄に、機嫌を一瞬で悪くした観月は手加減することなく跡部に平手打ちを食らわした。青空に爽快な渇いた音が響く。
「痛ってぇな……おいッ!!!!」
不意を突かれた攻撃をまともにくらった跡部が怒気のはらんだ声で観月を見やる。
だが、観月の姿を見た途端、跡部の怒気は珍しく窄んでいった。
「細くて悪かったですね……跡部くん……」
「ぁ、え、いや……」
「でも腕が細くても貴方をK.Oさせるくらいの力は出せるんですよ?」
薄く笑いながら、手を鳴らしている観月は計り知れないほど怖い。黒いオーラが見えそうなくらい壮絶だ。
「ちょ、おい待て……目が据わってるぜ?」
「ええ、今から『テニスできることが驚き』とか寝言いってる方に僕の実力を見せて差し上げようと思いまして」
「悪かった、俺が悪かったから落ち着けよ」
「問 答 無 用 ! ! !」
「げっ」
「待ちなさい、跡部景吾!!!!」
「待つかよ、バーカ!!!」
壮絶なる追いかけっこは日が傾くまで続き、終幕は跡部の強引なキスで終わったらしい。
元拍手お礼文。
拍手で初めてのテニス作品は跡部×観月でした。
ギャグというか間違ったコメディになってる気もします。
キノセイキノセイ。
跡観で一番面白いところはコンソレから跡部が観月を落とすまでだと思ってるんですが
ラブラブになった後も始終痴話喧嘩みたいなのしているといいとおもいます。
わがまま×わがままカップルなので意見食い違ってばっかりなわけです。
まぁ、そこがこのカップルの魅力ですからねw
たまに意見とか思考が似ててどきっとすればいいよ、うん。
跡部って威勢のいい子とか好きそうですしー……
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