登場人物:幸村 赤也 立海メンツ少々
CP傾向:赤幸
制作時期:2007年10月上旬
「愛してる?」10のお題。その2。
赤也が可哀相過ぎるギャグ。 短い。
※ この作品は古い作品なため文章が稚拙です。
本来なら削除したいのですがマイナーなので残してあります。
それでもいいよ!という方のみお読み下さい。
「隆志クン、はい、あーん」
語尾にハートマークが絶対ついているようなやりとりを遠目に見つつ、赤也は無関心にコンビニのおにぎりをぱくついていた。
隣では先輩たちが楽しそうにおしゃべりしながら弁当をつついている。
周りに他の生徒もいるっつのにはっずかし、惚気なら余所でやれよな
なんて心の中で毒づいていたら同じくそれを見ていた幸村部長がぱぁっと笑顔を浮かべてこっち見て
「赤也、俺もあれやりたい」
なんて恐ろしいことを言い出した。
いや、でもすっげ嬉しいかも……見るのはともかく、やってもらうのは別だ。
「でも俺、いつもコンビニっすよ」
「じゃあ俺が作って来てやるよ!」
っしゃあ!!!
望み通りの答えを貰って内心ガッツポーズをした。
え?惚気なら余所でやれって?まぁいいじゃないスか。
そんなこんなで翌日の昼。
今日は幸村部長の手作り弁当だ!
いっぱいあーんしてもらうぜ!っと今日はご飯を買わずに来た。
「幸村部長~!お待たせっす!」
「遅いぜ赤也!あと十秒遅かったら俺が食ってたし」
丸井先輩にからかわれながら、今ではすっかり指定席になった部長の隣に座り込む。
「お疲れ、赤也。はい、お弁当」
待ってましたと言わんばかりに、いただきまーすと手を合わせて、弁当箱の蓋を取る。
「!!!!!!!!」
「うおー、すっげ!さすが幸村」
「こんな独創的なお弁当見たことがありませんね」
「まぁ…食えるしいいんじゃねーの?」
……。
そこに詰まっていたのは一面真っ白のご飯だった。
「味気無いかなと思ってふりかけも持って来たよ」
「ありがとっす…」
「後で『あーん』させろよ?」
「へーい」
真田副部長とかだったら、もっと喜ぶんだろうな……なんて。
なんかまだ衝撃から回復しないんスけど、とりあえず割り箸を割った。
これの本当のタイトルは
「手作り
手抜き弁当」です。
幸村は料理できなくていいと思います。
まだ中3の男子だしな!
しかし酷いwww
しかも短いwww
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