登場人物:ディスト、ヴァン
CP傾向:特になし
制作時期:2006年春
なんだかんだ言って雪国幼馴染が好きなディスト独白、シリアス風味。
※ この作品は古い作品なため文章が稚拙です。
本来なら削除したいのですがマイナーなので残してあります。
それでもいいよ!という方のみお読み下さい。
汚れた道しるべ 最初は、足りない研究費を埋めるためだった。 フォミクリーの情報を提供し、研究を進めるのを条件に、ダアトの神託の盾の一員であるヴァンデスデルカから多額の研究費が渡される。
ジェイドが諦めてしまったフォミクリーの技術。 しかし、ここまで完成していれば、ガルドさえあれば自分でも完成に持ち込める気がしていた。 そのために、ダアトに所属して、ヴァンの元で働いた。
働くといっても、ダアトの信者としてでなく、研究者として…という形だった。 それほど信仰深いわけでもなかったが「能力のある者にはそれなりの地位を」とヴァンにいわれ、神託の盾として、また六神将の一人としてその身を置く事になった。
六神将といっても、他の者とは違い、戦闘はからっきしだった。小さい頃から、運動センスというものがなかった。
だから、自分の得意分野でもある譜業の技術で戦闘ロボットや、自分を守り移動手段としても使える椅子を作った。
身を置く様になった、ある日の事、研究成果を報告に行った時、ヴァンからこれからの計画を聞かされた。 星の記憶である第七預言をはずれるべく、フォミクリーの技術で世界を創りかえるのだそうだ。
できるか?と聞かれれば、理論上では可能だった。
しかし、特に興味はなかった。 自分はネビリム先生が戻って、昔みたいにジェイドの傍にいられれば良かったのだ。 つまらない、と思いつつ話をきいていると、その私の考えている事に気づいたのか、ヴァンがとんでもない真実を、重々しい口調で語り出した。
「ND2019
王座を最後の皇帝の血で汚し、高々と勝利の雄叫びをあげるだろう
マルクト帝国の滅亡を読んだ預言である。」
自分には関係ないと、高をくくっていた自分の胸に、深く深く突き刺さるその言葉。思考が、止まった。
ジェイドが……ジェイドが死ぬ?
そんなはずはない。
でも、ピオニーが……あの皇帝の血で台座が汚れるのだとしたら。、きっとジェイドは死ぬ。ピオニーが死ぬ前にきっと戦って…… 。
ジェイドは悔しいくらいピオニーが大事で、ジェイドは悔しいくらいマルクトが好きだから。間違いなく、死ぬ。
そんなこと許さない。
神が許そうとも、この私が。
殺させるものか、預言などに!
しかし、ヴァンの言っている事にも賛同できなかった。全てを作り変えて、レプリカの世界を作るなんて……馬鹿げている。
自分を知っているジェイドが、ジェイドがいない世界なんて!!!
預言をかえるのはどうすればいいのか 。
ネビリム先生を取り戻すにはどうすればいいのか 。
課題が一気に増えたが、辛さなどは感じなかった。
その目には、ただ悲しみにも似た狂気が宿っていた。
第七預言を聞いて、マルクト滅亡を阻止したいディストな感じで
なんだかんだいってピオニーもジェイドも大切なんだ!
先生のレプリカはよくてジェイドは駄目なの?の疑問ですが
先生の初期型レプリカって、先生の記憶みたいなのを留めてますよね。
ディストはきっと、先生のあの精神汚染気味をクリアしたら先生が戻るって信じてるんですよ!!
で、だからこそモースに第七音素を注入して実験台にしたんです。
精神汚染が始まったあと、それの治療法を探すはずがドタバタしすぎててぜんぜん研究進んでないとか……。
って、妄想がすぎました。すみません。
じつはこれ、かなり初期の作品の残留なんで忘れてください。
会話のない小説なんてありえない!
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